転職理由の1つの人間関係

転職を検討する医師が増えてきているようですが、そこにはさまざまな理由や動機、意図が存在しています。

その中でも大きな割合を占めているのが、人間関係ではないでしょうか。

「同じ職場の人と反りが合わない」、「理念や考え方、価値観に相違が見られ、このままでは仕事にも影響を来す」、このような理由から転職を考える人は少なくありません。


大学病院などに存在する医局や派閥

特にそんな思いを顕著に抱くのが、大学病院などに存在する医局や派閥に属する医師たち。

医局というのは完全なるピラミッド型の階級制となっており、教授を頂点として、准教授、講師、助教、医局員、大学院生、専門研修医などの順番に力関係が明確になっています。

当然、下の者は上の者に従わなければならず、逆らえばそこには居場所がなくなってしまうことにもなりかねません。

さらにそこには派閥も存在し、どの教授を師事するのかなどによって自分の立場が変わってくることになります。


転職や自ら開業することで問題から抜け出す

これは日本の医療業界における一つの問題として取り沙汰されることも多いのですが、いかんせん、長年かけて作り上げられたピラミッド型の階級制であるからこそ、これが崩されることも形骸化することもないのです。

この医局などによって生まれる殺伐とした人間関係、これに嫌気が差す人も決して少なくはなく、むしろ近年は抵抗感を感じる人が多くなってきています。

ただ、心の中で思っていただけでは解決はしません。

医局や派閥による縛り、あるいはそこから生まれる人間関係から脱するためには、転職も視野に入れる必要が出てきます。

転職をし勤務先を変える、あるいは自ら開業することで、これまでの問題から抜け出すことができるはず。

注意したいのは、転職先にも同じような問題が存在する可能性が否定できないこと。

どの組織にも派閥というものは存在します。

新しく入った人間が急にその頂点に立つことは難しく、態度や振る舞い、あるいは能力などによっては、やはり以前と同じような問題に悩まされることも考えられなくはありません。


転職希望先の内部事情なども十分に吟味する

こうしたことも考慮した上で具体的に転職の話を進めていくことが求められます。

また、転職を決意したのであれば、転職希望先の内部事情なども十分に吟味した上で移らなければいけません。

求人情報に記載されていることのみで判断することがないようにしましょう。

医師の求人を専門に取り扱っている機関を利用し転職活動を行えば、そこに在籍しているコンサルタントなどが、求人情報ではわからない転職希望先の内情、特に人間関係や派閥などに関する情報も提供してくれます。

そうしたサービスも利用しながら、二度と同じ悩みを抱かないような転職を志しましょう。